亡くなったペットちゃんたちは、どこへ行くのか。私たちはまた会えるのか。ペットちゃんを亡くしてしまった悲しい心を癒す素敵な詩をご紹介します。
虹の橋
天国の入り口の少し手前に「虹の橋」と呼ばれる場所があります。
愛された動物たちは、お別れが来るとこの虹の橋に行くのです。
そこには、広い草原や丘があり、彼らはみんなで走り回り思い切り遊んでいます。
そこは暖かい日差しが降り注ぐとても気持ちのいい場所で、美味しいごはんや、綺麗な水がたくさんあります。
病気だった子も、年老いた子も、みんな元気になり、活力にあふれています。
怪我をした子も、不自由な体だった子も、みんな元気を取り戻し、生き生きしています。
まるで過ぎた日のあの元気だった頃のように…
彼らはみな幸せで満ち足りています。
でも…たった1つだけ足りないものがあるのです。
そう、彼らにとって特別だったあの人、別れなければならなかったあの人がいないのです。
彼らは、今日も走り回って遊んでいます。
ある日、1匹の仲間が急に立ち止まり、遠くを見つめています。
キラキラと光る目が一点を見つめ、希望と喜びで体が震えています。
突然、その子は仲間から離れるように駆け出します。
緑の草原の上を飛ぶように走ります。それは速く、速く…
そう、あなたを見つけたのです。
あなた達は、ついに再会できたのです。
二人は強く抱きしめ合います。そしてもう2度と離れません。
幸福のキスがあなたの顔に降り注ぎます。
あなたは優しく何度も体を愛撫します。
そしてあなたは頭を撫でながら、信頼にあふれた真っ直ぐな瞳を覗き込みます。
そう、あなたの人生から長い間失われていたけれど、決して忘れることのなかった瞳を…
そして…あなたたちは一緒に虹の橋を渡っていくのです。
作者不詳